英語学習において、
「私は○○です」「私は○○します」であったりの自分の状態や動作を表現するパターンだったり、
「あなたは○○ですか?」「彼らは○○ですか?」だったりの疑問形を学習することに目を向けがちです。
しかし実際にコミュニケーションをとってみると、「○○してください」「○○しないでください」などの
命令文を使いたい場面なんかもがでてきたりして、表現を知らないと会話が続かないなんてこともあるでしょう。
まあ難しくないので一緒に頑張って覚えましょう。とりあえず勉強しなさい
以下いずれかに該当する方向けに記事を書いています!
●そもそも「命令文」って何?
●「命令文」の使い方がイマイチわからない
●「命令文」を使った例文を知りたい
それでは見ていきましょう!
◆命令文とは
命令文は以下のような相手に何かを命令する時に使用する表現です。
- ~してください
- ~しなさい
- ~しないでください
- ~するな
命令というと少しキツい感じがしますが、何かをお願いする時に使う文と思ってよいでしょう。
「塩とってー」「勉強しろよー」「ここでタバコ吸うなよー」なんかが、
この命令文を使用して表現できるようになります。
他にも「よい週末を!」だったりの一言や「気を付けて!」だったり注意も表現できるようになります。
◆命令の肯定文
命令文を作る際のルールは↓の2つです
① “主語”は使用しない
② 動詞の原形を先頭にもってくる
肯定文である「~しなさい」を作る場合はこんな感じ
・動詞の原形 + ~~
※先頭に「Please」をつけることで「~してください」となります
「Please + 動詞の原形 + ~~」
・Study English every day. (毎日英語を勉強しなさい)
・Be careful. (気を付けて/用心して)
例えばこれに主語(上記①)が付けば↓となります。
You study English every day. (あなたは毎日英語を勉強する)
⇒ これでは命令にはならないですね
例えば上記に動詞の原形(上記②)が付かずに過去形を使用したならば
Studied English every day. (?????)
⇒ 過去形で命令とかもう意味わからなくなってきます
be動詞の文を命令文にするには「Be」を使用します。
例えば↓の場合
You are careful.(あなたは用心している)
このようなbe動詞(am, is, are)を使う文を命令文にするには
「Be + ~~」の形にします。
You are careful
↓↓↓
Be careful. (気を付けて)
こういう変化をするのはbe動詞の原形が「be」だからです。頑張って覚えましょう
◆命令の否定文
次に否定文「~しないで」「~しないでください」の作り方です。
否定文の場合は、肯定文の先頭に「Do not (省略形 : Don’t)」を付けるだけです。
・Don’t + 動詞の原形 + ~~
※先頭に「Please」をつけることで「~しないでください」となります
Please + don’t + 動詞の原形 + ~~
・Don’t stand up. (立ち上がらないで)
・Don’t be angry. (怒らないで)
肯定文を覚えてしまえば超簡単です!
より強めに「~~しないで!」という場合には、「Don’t 」ではなく「Never」を使いましょう
・Never go back. (決して後戻りするな!)
◆例文
命令文を使った例文はこんな感じ
- Be quiet. (静かにしろ)
- Pass me the salt. (お塩取って)
- Please tell me your opinion. (あなたの意見を聞かせてください)
- Don’t be late. (遅刻しないで)
- Don’t be shy. (恥ずかしがらないで)
- Don’t be afraid of making mistakes. (ミスを恐れるな)
◆練習問題
- ___ ___ here. (ここでは走るな)
- ___ ___ your clothes. (洋服を着なさい)
- Don’t ___ ___. (諦めるな)
- ___ ___ me your room ___. (あなたの部屋番号を教えて下さい)
- ___ a nice day! (よい1日を!)
- ___ ___ me about it. (それについて聞かないで)
- ___ ___ me on Twitter if you ___. (もしよろしければTwitterフォローしてください)
- ___ ___ the ticket here. (こちらでチケットを買ってください)
答え↓↓↓↓
- Don’t run here. (ここでは走るな)
- Put on your clothes. (洋服を着なさい)
- Don’t give up. (諦めるな)
- Please tell me your room number. (あなたの部屋番号を教えて下さい)
- Have a nice day! (よい1日を!)
- Don’t ask me about it. (それについて聞かないで)
- Please follow me on Twitter if you like. (もしよろしければTwitterフォローしてください)
- Please buy the ticket here. (こちらでチケットを買ってください)
命令文を覚えればコミュニケーションの幅が広がりますが、
相手によっては丁寧な言い回しが必要なので、色々な表現方法を使えるようになりましょう