英語を使い始めるようになると、「I like ~~」や「I want to ~~」といった、「私は~~」ばかりの文章になってしまいがちでしょう
もっと色んなパターンを使いこなせるようになりたい人も多いはずです
そんな悩みを抱えてる人向けに記事を書いていきたいと思います!
◆「I ~~」ばかりになってしまっても仕方ない
まず初めに「I ~~」ばかりの文章になるのはダメなことではありません
例えば日本語で「俺は昨日あいつと遊んだんだけどさー」といった文があった場合、
わざわざ「俺は」と付けなくても、「昨日あいつと遊んだんだけどさー」だけで伝わったりしますので、主語がなくても違和感ありません
英語にはそこまで自由度はありませんので、基本的に文中には主語がしっかりと入ってきます
・空腹だよ ⇒ I’m hungry. ※「hungry」だけで使わない
・英語が好きです ⇒ I like English. ※「like English」だけで使わない
ただ仕方ないといっても、多用しすぎてしまっているだとか、単調なパターンしか扱えないとかであれば、
その他の文法を学ぶことや、違う言い回しを考える必要があります
◆「I ~~」の多用から卒業しよう
スピーキング/ライティングの際に、「I ~~」を多用してしまうことから卒業したいのであれば、
するべき対処は以下3通りでしょう
①違う言い回しで伝える
②短文ではなく、長文を使う事を意識する
③コミュニケーション能力を身に付ける
① 違う言い回しで伝える
「私は~」といった文章が作りやすいので、自然に「I ~」が思いつくかもしれませんが、
考えてみると、案外違う言い回しで伝えたい内容に近い文章が作れたりします
例文
・I’m waiting for the next train. (私は次の電車を待っています)
⇒ The next train will arrive in ten minutes. (次の電車が10分後に到着します)
・I want to see the movie. (私はその映画が見たい)
⇒ The movie looks interesting. (その映画は面白そう)
・I am busy with work. (私は仕事が忙しい)
⇒ The work has piled up. (仕事が山積みです)
上記は例ですが、人物ではなくモノを主語として使用することに意識をおくことで、異なる言い回しにすることができます
② 短文ではなく、長文を使う事を意識する
「I~~」(私は)ばかりの文章になるのであれば、1文となるようにそれらをまとめてみましょう
【①短文をつなげているパターン】
I am shopping at Tokyo station. After that, I am going to Shibuya station. I plan on going to see a movie with my friend.
⇒ 私は東京駅で買い物をしています。その後、私は渋谷に行きます。私は友達と映画を観に行く予定です
↓↓↓1文にまとめる
【②まとめたパターン】
I’m going to Shibuya station to go see a movie with my friend after shopping at Tokyo station.
⇒ 東京駅での買い物した後、友達と映画を観に行くため、渋谷駅に行きます。
上記の①の例では以下3文で構成されてます
・I am shopping at Tokyo station. ・・・ 現在の状況
・After that, I am going to Shibuya station. ・・・ 予定
・I plan on going to see a movie with my friend. ・・・ 目的
「現在の状況」「予定」「目的」など、各要素を整理して、長めの文を使用することを意識しましょう
その他にも「場所」「時間」などの要素も付け加えると、さらに情報を増やすこともできます
to不定詞は「目的」などの情報を補足する方法の一つですので参考にしてみてください
③ コミュニケーション能力を身に付ける
「I~~」ばかりの文から抜け出す事と、コミュニケーション能力を身に付けることに関係性があるかと思われるかもしれませんが、めちゃくちゃコミュニケーション能力は大切です
2つの文を見比べましょう
【パターン①】
I am Taro, from Japan. I am 20 years old. I like traveling, watching movies.
⇒ 私はタロウです。私は20歳です。私は旅行と映画鑑賞が好きです。
【パターン②】
My name is Taro, My friends all call me Taro. I was born and raised in Tokyo, Japan.
Tokyo is known as one of most popular tourist spots by many people, but Tokyo is definitely the best one.
I like traveling overseas, I’ve been to London, Los Angeles, New York, Paris, Tokyo.
⇒ 私はタロウです。友達は皆タロウと呼んでくれます。生まれも育ちも日本の東京です。
東京は最も人気な観光地の1つとして多くの人に知られているけど、東京が絶対に一番です。
海外旅行が好きで、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、東京に行ったことがあります
例えば自己紹介をする場面において、上記2パターンの人がいたとしたら、②の人の方が話したいと思うでしょう
②の方が情報を追加して話しているため、後に会話しやすいでしょうし、①よりも英語が話せる人だと思われるでしょう。そして①よりも面白い人だとは思ってくれるはずです
コミュニケーション能力がある人の方が、自分から情報を発信する能力や、反対に相手から引き出す能力が高いので、コミュニケーションにおいて、様々な会話の手法/パターンを持っています。
日本人は自己紹介や会話の場面で、何を言えばよいかわからず、もしくは英文を間違ったら恥ずかしいなどと考え、言葉を発することを避ける傾向にあります
日本人はよく「リーディングとライティングは得意」と言われますが、実際にそうなのでしょう
コミュニケーション能力が高めることで、アウトプットの時間が増え、様々なパターンを身に付けることができ、「I~~」以外の文章も使いこなせる結果につながるでしょう
◆ネイティブを参考にする
英語を学ぶには、ネイティブたちのリアルな会話を知ることが大切です
その中には意外に使えるかも、というようなワードがあったりするので役に立つでしょう
海外にいなくても、SNSやYoutubeのコメントなどから、リアルなやりとりを見ることができます
参考までにこんなのがあったりします
そのまま、もしくは部分的に変えて使えるはずです
・This is my first time watching Titanic. (タイタニックを見るのはこれが初めてです)
・Let’s get started. (さあ、はじめましょう!)
・Let’s bounce! (行こうか!)
・It’s way too expensive. (あまりに高すぎる)
・It’s a three-hour wait. (3時間待ちです)
・He wasted half his time laughing. (彼は笑いながら半分の時間を無駄にした)
・What was it like to work with him? (彼と働くってどんな感じだった?)
◆英語力よりもコミュニケーション能力が大事
「I~~」(私は~~)、といった単調な文章ばかりになってしまう原因は、途中でも書きましたが、
英語学習の不十分さが考えられるかもしれませんが、もしかしたらコミュニケーション能力にも原因があるかもしれません
日本語での日常会話が不得意の段階では、いくら英語を覚えたところで、実際に外国の方と会話する機会が訪れたとしても、会話が弾むことは少ないでしょうし、浅い会話で終了してしまうでしょう
英語学習と並行して、コミュニケーション能力を高めることについても、普段から意識するようにしましょう